説明
ジョージとスリーピーが新生ビッグ・フォアで臨んだ快作!ベテランが伝える<あの頃>の楽しさと<今>の面白さ。ジャズはかくも魅力的!
1950年代。日本におけるモダン・ジャズの草分け的グループとして圧倒的な人気を博した、ジョージ川口率いるビッグ・フォア。メンバーを変えつつ長きに亘って活動し、日本のジャズ・シーンに大きな軌跡を残した。本作『George & Sleepy』は1969年にビクター<日本のジャズ>シリーズの1枚としてリリースされたもの。当時の解説には「懐かしのジョージ川口ビッグ・フォアの再現を試みたレコード」とあるが、では本作が単なる懐古的な作品かというと、決してそうではない。「Lover」や「Charade」などはあの頃のビッグ・フォアを彷彿とさせるもので文句なしに楽しいし、更には洗練されたグルーヴ感のある「Tuesday Samba」やエキゾチックでビートの効いた「ベトナム」など、今日的な手法/音楽性を巧みに取り入れた曲も魅力的だ。ベテランならではの懐の深い演奏でジャズの今昔の魅力を伝えた痛快な作品である。
A1 The Breeze And I
A2 On Green Dolphin Street
A3 Tuesday Samba
A4 Sweet And Lovely
B1 Vietnam
B2 Lover
B3 G.S. Blues
B4 Charade