05.02(Thu) Larry Hard aka Mr. Fingers Japan Tour 2024 OSAKA @Club Joule
各地で大盛況だったLarry Heardの来日プレイ、大阪での模様をStradaのお客様で飲み友達でもあるDJ KENDRIXXXがレポートしてくれました!
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シカゴ・ディープ・ハウスのレジェンド、Larry Heardが実に13年ぶりに日本を訪れ、待望のツアーを敢行した。3.
待ちに待った当日、深夜0時過ぎにクラブに入ると、すでにフロアは老若男女で満員。1時を迎えると特別な演出もなく、サングラスにキャップ姿のLarry Heardがしれっとステージに現れた。盛大な拍手の中、Yasmeenの『Gone』で幕を開け、続いてBlazeの『We Are One』などソウルフルなナンバーが続く。
徐々にシンセサイザーが特徴的なアシッドナンバーも交えながら、Larry Heard Presents: Mr. White名義の『The Sun Can’t Compare』がプレイされ、会場のボルテージは最高潮に達する。それでも彼はクールな表情を崩さず、澱みなくプレイを続けた。当たり前に。呼吸をするように・・・。
「You are my life
The sun can't compare to your light
You are my dream
The moon can't compare to your beams」
(『The Sun Can’t Compare』歌詞より)
無機質なサウンドとは対照的な甘く耽美な声がフロアに響き渡り、観客はその魅力に引き込まれる。「どんな光よりもお前が一番輝いてるんだよ。」
続けてÂmeの大ヒット曲『Rej』やJamie Principleの『Waiting On My Angel』、Moodymannの『I’m Doing Fine』等、ディープなナンバーが彼の哲学に沿って次々にプレイされ、圧倒的な多幸感にフロア全体が包まれる。
終盤、Daryl Hall & John Oatesの『I Can’t Go for That (No Can Do)』で一旦締めくくられ、歓声と拍手が響く中、Larry Heardは「Thank you very much」の一言とともに説明不要の彼の代表曲『Can You Feel It』を遂にこのタイミングでプレイ。
マイクを手に少し照れくさそうに歌い、観客も一緒にトゥトゥターラと歌う。最後に「ありがとう」と日本語で感謝を伝え、次のDJ Ageishiと握手を交わし、ステージを後にした。
Additional Photo / Movie by H'de
https://www.instagram.com/hideracine/